インストールについて
 インストールに付いてですが、これは、2.1.5-RELEASE から日本語のインストーラが付きました。これにより分かりやすくなりました。皆さん頑張ってトライしてください;-)。
 ちなみに一番良いと思ったのは UNIXUSER 96/11 号 の付録 CD-ROM Vol.32 だと思います。市販の 2 枚組のも買ってトライして見ましたが、boot.flp が違いますね。なんか、CD-ROM Vol.32 の方がしっくり来ます。  →  
CD-ROM Vol.32 の boot.ftp を作られた細川氏のホームページへ


X Window System について
 一回だけ自分のマシンで XF86config を書きました。やったぜっ!!ちゃんとディスプレイに現れました。が、いまいち綺麗じゃなかったのです。多分ディスプレイとの周波数が合わなかったのですね。でもってカスタマイズする、再設定をするでいろいろやったのですが難しくて諦めました(^^;。
 今は AcceleratedX 2.1 を利用しています。値段にして 10,000yen 前後、XF86config 書かなくて良いし、あらゆるビデオボードをサポートしているのでついつい手を出してしまいました・・(^^;。

 106 キーボードをお使いの方の注意点ですが、せっかく /etc/sysconfig で設定した keymap=jp.106 、あるいは keymap=jp.106x パラメータが Accelerated-X ベースの Xwindow では無効となってします。後、"\" キーが "_" の所に来ています。そんな時は、.Xmodmap を書くしかないです。しくしく(g_g)。

 まず初めに /usr/X11R6/bin/xev でキーを押した時に発生するイベントを調べ、xmodmap に必要な情報を仕入れます。  →  私の .Xmodmap
 数値と、各キーの名前は /usr/X11R6/bin/xev で調べる事が出来ますのでそれを利用します。

 私の場合、.Xmodmap で "\" キーを正しい位置に持って行き、"Esc キー と "全角/半角" キーを入れ換える様にしています。問題は "Ctrl" キー と "CapsLock" キーの入れ換えで私は次の様にしました。  →  .xmodmaprc を書いたの


FVWMについて
 一番最初に FVWM を見た時感動しました。バーチャルディスプレイで開ける Window の数が大幅に増えたのと、後は、オートライズの機能でしたね。おかげで、今は Win95 にフリーソフトを入れてこの二つは必ずある様にしています。
さてさて、 fvwm には現在二つのバージョンが混在していますね。私は 1.24 を利用しています。参考になるかなぁ・・。

 fvwm95-2 では純粋な autoraise の指定方法が解りません。"Style "*" MouseFocus" を指定すると mouse のある Window がカレントになるのですが全ての Window の上に現れないし・・。

 fvwm1.24  →  1.24 の.fvwmrc          それに伴う.xsession
 fvwm95-2  →  95 もどき版 2.0 の.fvwm2rc95   それに伴う.xsession

 .fvwmrc、.fvwm2rc95 で指定する PixmapPath /usr/X11R6/include/X11/pixmaps/ にアイコンが無いと正しくアイコンが表示出来ません。このパスの中に /usr/X11R6/lib/X11/fvwm95-2/icons の中のをコピーしてあげましょう。netscape.xpm とか xv.xpm 等が入っています。アイコン欲しさに fvwm95-2 をインストールするのも手かも;-)。


mule と mew について
 エディタはやっぱ mule が一番;-)。にしても、いやはや、.emacs はいじりがいがありますねぇ・・(^^;。私も各種いじりました。マウスの動きをあーするとか、カーソルの有る行を表示するとか・・。今でも納得行ってないのですがだいぶ落ち着きました。良かったら参考にしてみてください。各種パッチが当たってます。  →  .emacs

 メール読むならやっぱり MH+mule+mew ですよねぇ。今では PGP もしっかりサ ポートしているし;-)。と、言う事で mew もインストールしましょう ね。私はちょっと古いバージョン、mew-1.06 を使用しています。

 ちなみに mew-1.06 コンパイル用 Makefile はこの様に修正すれば OK でしょう  →  Makefile

 make の時、/usr/local/lib/mule/19.28/lisp → /usr/local/lib/mule/19.28/lisp に symlink しておいた方が良いかな。けどこれは .emacs で変えられるかな・・。

 mew には mh-e とリンクして動く為に各種設定が必要です。この設定が無いと 各種問題が現れ正しく動作しません  →  mew-1.06 の各種設定


PGP のインストール
 この項の上ぺージで mew-1.06 をインストールしました。これは暗号化されたメールの送受信が可能となっています。すごいっ!!と、言う事でインストールして、暗号メールをやりとりして見ましょう。
 尚、PGP には各種、イワク、規制が有ります。皆さん、関係資料を良く読んでから利用してください。オライリージャパンから 「PGP 暗号メールと電子署名」と言う本 (ISBN4-900900-02-8 C3000 P5202E) が出ています。
 ここでは、「公開鍵」と「秘密鍵」を用いた PGP の利用とインストール方法です。「公開鍵」は皆に通知します。「秘密鍵」は自分で大事に持っています;-)。

  • 自分が相手に暗号化メールを送る時は、相手の「公開鍵」で暗号化してからメールを送ります。この時、自分は相手の「公開鍵」を持っている事が前提になります。
  • 相手から暗号化メールをもらった時は、相手は自分の「公開鍵」で暗号化しているので mew-1.06 で読む時は自分の「秘密鍵」を入力し読みます。

1.PGP のインストール
 まず、ftp サイトですが、これは日本から持って来ましょう。アメリカから 持って来ると暗号化技術を規制するアメリカ国防総省に怒られます(^^;。と言う事でここから持って来ましょう。  →  
ftp://ftp.aist-nara.ac.jp/pub/Security/tool/pgp/unix/pgp263is.tar.gz
これに伴うパッチはこちら。  →  ftp://ftp.aist-nara.ac.jp/pub/Security/tool/pgp/unix/fileio.c.patch-2.6.3i
更に日本語対応させるためのファイル群はこちら。  →  ftp://ftp.aist-nara.ac.jp/pub/Security/tool/pgp/unix/pgp262i-japanese.zip

私が作成したパッケージはこちらになります。  →  コンパイル済パッケージ

 既にコンパイル済みですので pgp263.tar.gz を /usr/local/lib/pgp に展開しましょう。pgp (コマンド) は /usr/local/bin に移します。このバイナリパッケージは以下の仕様になっています。

----------------
roman# cd /usr/local/lib
roman# tar xvzfp pgp263.tar.gz
roman# cd pgp
roman# mv pgp /usr/local/bin
roman# mv pgp.1 /usr/local/man/man1
----------------
 さて、インストールは完了しました。続いて環境設定しましょう。

2.PGP の利用
 まず自分のディレクトリに .pgp と言うディレクトリを作成しそのモードを 700 にします。他人に見られない様にですね。

----------------
roman# mkdir ~/.pgp
roman# chmod 700 ~/.pgp
----------------
 続いて「秘密鍵」と「公開鍵」のペアを作ります。
----------------
roman# pgp -kg
roman# //詳細情報//
----------------
 これが成功すると ~/.pgp に以下のファイルが出来ます。

・pubring.pgp   公開鍵の束
・randseed.bin   乱数の束
・secring.pgp   出来た秘密鍵

 次に自分の「公開鍵」を公開鍵の束 (pubring.pgp) から取り出します。

----------------
roman# pgp -kx dreams dreams.pgp
Cannot open configuration file /usr/local/lib/pgp/config.txt
Pretty Good Privacy(tm) 2.6.3i - Public-key encryption for the masses.
(c) 1990-96 Philip Zimmermann, Phil's Pretty Good Software. 1996-01-18
International version - not for use in the USA. Does not use RSAREF.
Current time: 1996/12/09 06:43 GMT

Extracting from key ring: '/home/test/.pgp/pubring.pgp', userid "dreams".

Key for user ID: Dreamer Admin<dreams@comeback.or.jp>
1024-bit key, key ID 06B880C5, created 1996/12/09

Extract the above key into which file? /home/dreams/.
dreams
roman#
----------------
 この取り出した dreams.pgp を相手の人に渡します。このデータはバイナリとなりますので mew-1.06 を使っている人は "C-c p" でメールに張り付けられる ASCI 形式に変換してくれます。

 「公開鍵」の指紋を見るためには "pgp -kvc dreams" とすると、

Key fingerprint = 89 59 13 4E DC D3 20 7C F0 03 65 AC E6 3F 84 AC

と表示します。これは良くメールとか NetNews のシグネーチャに付けている人が見受けられますね。

 相手から「公開鍵」をもらった場合は公開鍵の束ファイル(~/.pgp/pubring.pgp) に登録しましょう。"pgp -ka 受け取ったファイル名" で、OK です。

----------------
roman# pgp -ka don.txt
roman# //詳細情報//
----------------
 ふーー。やっと鍵関係のコマンドラインでの作業が終りました。この他にも pgp にはパラメータが山の様に有ります。詳細は "man pgp" とやって見て下さい。

3.mule+mew-1.06 で使ってみよう
 まず初めに通常通りにメールを書きます。書き終ったらカーソルを文の一番最後に持って行き "C-c e" とします。あぁら不思議。ちゃんと固められます。で "C-c C-c" で送信できます。
 そーそー、この時、To: 行に書いたアドレスに当該する「公開鍵」を持っていなければなりません。そんでもってその「公開鍵」は先程書いた様に name の形式で無くてはなりません。

 次に受信したメールを読むのですが、この時、ちゃんと自分の「公開鍵」で固められていなければなりません。でもって届いたメールを読もうとした時に mule の一番下に "Enter pass phrase :" と出て自分の「秘密鍵」を入力しろ、と言って来るので入力してあげます。するとあぁーら不思議メールの本文がちゃんと現れます;-)。

 途中でメールがカイザンされていると X-mew: ヘッダにその旨表示されます。正しいと "X-Mew: PGP decrypted. " と表示されます。

 さてさて、長々と書きましたがこれであなたはもう、デートのメールとか書ける様になりましたね。めでたしめでたし;-)。ちなみに誰の「公開鍵」も持っていない様でしたら私がテストにつき合っても構いません。  →  私の「公開鍵」はここ


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