最新更新日 2000.02.07.


P5A のオンボードサウンドカードを使おう。
 私の FreeBSD(正確には PC-UNIX) だけしかインストールされて居ない PC は P5A のマザーボードを使っています。参考資料;-)

 これは、サウンドカードオンボードな M/B です。チップは PCI バス経由の ESS-SOLO1 と言う石が使われています。所がこのサウンドカードは現在の FreeBSD ではサポートされていません。SEE 系のチップを利用したサウンドカードは現在、SEE の ISA 版と、ほんのちょっぴりの PCI 版が動くだけです。主に NotePC 用で活躍しています。

 さて、私の場合は早々と ESS-SOLO1 が動かない。と、言うのは知っていたので、今は、SB16 の PnP 版を付けています。そんな時、とあるスジから、OSS と言うサウンドデバイスで ESS-SOLO1 が、ベータ版であるけど、動くみたいなので、例の如く、「おっ!!人柱人柱。」等と思いトライしました;-)。

 まず、OSS とは何か?と言われれば、有料のサウンドドライバでこれを使うといろいろなサウンドカードで音が出る様になり PC-UNIX 上で音楽が楽しめる。と、言うシロモノです。現在サポートしているカードは、

 http://www.opensound.com/osshw.html

 に、書いてあります。インストール後一定期間のお試しが出来て、それで納得行けば $20 で購入してライセンスをもらいます。と、言う事で早速インストールして、ESS-SOLO1 で音が出るか試して見ましょう。ふふふ。

 まず、OSS の FreeBSD 版をダウンロードして来ます。

http://www.opensound.com/download.cgi

まずここで、値を入れて OS を選んで Submit すると当該する OS のバージョンのファイルがダウンロード出来ます。私は、今回、ossfreebsd393a-34-ELF.tar.gz と、言うのをダウンロードしました。

 これを以下の様に展開して早速インストールしてみましょう。

----------------
# cd /usr/local/src
# mkdir ossfreebsd393a-34-ELF
# cd ossfreebsd393a-34-ELF
# cp ~/ossfreebsd393a-34-ELF.tar.gz ./
# tar xxvzfp ossfreebsd393a-34-ELF.tar.gz
# ./oss-install
----------------
 無事にインストール出来ましたか?そーですか。それは良かった。ふみふみ。では次のステップに進んでください。私の場合は実はここで早くもつまずいてしまいました。oss-install が core dump するんです。あれれ・・。

 で、原因を調べた結果、どうも既にカーネルに snd0 とか、pcm0 等のサウンドカードの設定があると、oss-install が core dump してしまう様です。

----------------
# ./oss-install
*** Sound driver is already running - trying to unload it ***

/proc/modules: No such file or directory
Can't check /proc/modules
It looks like the sound driver is linked in the kernel you are currently executing.
You should configure recompile the kernel without the built in sound driver and to
reboot before trying to install OSS/Linux again
Segmentation fault (core dumped)
----------------
 こんなメッセージが出ます。しくしく。最初、mkdir /proc/modules したり、「これ、Linux 版かいな?」とか思い file コマンド叩いたりしてました(^^;;。

 それで、SB16 の設定を一旦消したカーネルを再構築してマシンのリブート。そして再インストールです。ふぅぅ。今度は無事に起動しました。後は、メニューに従ってインストールするだけです。

 場所は、/usr/local/lib/oss にします。そして、SB16 と ESS-SOLO1 の二つが認識されるので ESS-SOLO1 だけを有効にします。後は、セーブしてインストールのおしまいです。

 さて、まぁ、続いて一応マシンをリブートします。その後で、/usr/local/lib/oss/soundon と言うコマンドを実行します。これで音が出る様になります。楽チンですねぇぇ。ふみふみ。では早速音を出してみましょう。

M/B のコネクタと、CD-ROM は線で結んでないので今回、CDからは音が出ま せん。なので、mp3 を聞いてみる事にしました。あれれ?

 なんと・・。モノラルでしか音が出ません。

スピーカへの出力の接触不良かと思ったのですが、やっぱりモノラルでしか音が出ません。ありり・・。なんか使えないなぁ・・。まぁ、現段階ではベータ版なので仕方の無い事でしょうか・・。今回は OSS ドライバを使うのをあきらめました。  ちなみに試しに、mp3 を聞いている最中に /usr/local/lib/oss/soundoff したらマシンが凍り付きました(^^;;。ま、当然と言えば当然でしょうか・・。

 アンインストールに付いても簡単です。指示に従えばサラリと削除出来ます。 今回はたまたま使えないカードでチャレンジしたのですが、他のサウンドカー ドを持っている人は結構使えるのではないでしょうか。


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