最新更新日 2000.12.05.
更新項目  vmware2 利用時の NAT の設定に付いてちろっと書きました。

インストールは?
 4.1-RELEASE で PAO が動き出しそうな程マージされています。後、IPv6 ででもインストール出来ます。ただし・・。世の中には IPv6 な ftp サイトって存在するのでしょうか・・。

 ある人から教えていただいたのですが、どうも、ftp://ftp7.jp.freebsd.org/ は IPv6 Ready 状態の設定がしてある様です。これを使うと IPv6 でインストールできるみたいです。

 ま、インストール自体は 4.0-RELEASE とそんなに変わらないですね;-)。

OpenSSH。
 4.1-RELEASE から標準で、OpenSSH と OpenSSL が付く様になりました。4.1.1-RELEASE では、RSA の特許が期限切れでいよいよ、世界共通のソースコードとなりました。ぱちぱち。とは言ってもどうも動きがおかしいです。

 SSH が怪しいのですが、sshd の鍵の作り方が解りません・・。ssh-keygen しても、どーも sshd の鍵を作る事が出来ませんでした。で、おっかしいなぁぁ・・。と、思いつつ、/etc/rc.conf 内で、sshd_enable="YES" と、書いておくと、あれれ・・。ブート時に自動的に sshd の鍵を作ってくれました・・。手ではあんなに大変だったのに・・。

 と、言う事ですが、実は、sysinstall でスタンダードインストールを指定して、Developer や X-Developer からインストールすると、CRYPTO がインストールされない。と、言うバグが有る様です。あれれ・・。なので、sshd_enable="YES" と指定しても sshd が動かない。と、言う事もあります。そんな時には個別に手で CRYPTO からいろいろインストールする必要があります。

 crypto と、scrypto、そしてもし良かったら、krb4 と、krb5 もインストールしてしまいましょう。それはもしくは全部インストールしてあげましょう。これで、マシンをリブートすると、rc.local で指定していれば sshd の鍵を作ってくれてデーモンが起動する様になります。ふぅぅ。良かった。

NFS が凍りつく・・。
 サーバ側に 4.1-RELEASE を利用すると、NFS が固まります。サーバ側に 3.4-RELEASE を使い、クライアントに 4.1-RELEASE を利用する分には特に問題はありませんでした。

 大量データ転送で凍りつきます。ショボショボ程度の転送なら多分無事に動くことでしょう。

 ちなみにカーネルのオプションで

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options        NFS_NOSERVER            #Disable the NFS-server code.
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と、言うのがあります。これを利用すると NFS サーバ部分のコードが削除されるんでしょうね。カーネルがずいぶんと小さくなりました。これを入れた事により、NFS が安定したか?と言われれば・・。変わりは有りませんでした;-)。
tcsh と colorls。
 なんとっ!! /bin/tcsh が、/bin/sh と一緒です。ハードリンクになりました。すげーーっ!!。これで、packages から無くなりました。

 後、colorls は /bin/ls にインクルードされました。tcsh と同様 packages から無くなりました。利用方法は ls -GCF とかで可能です。すげーー。ただ、この場合、環境変数に設定が必要です。

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setenv TERM kterm-color
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と書けば color になります。ちなみに この設定をした kterm 上で /stand/sysinstall を起動すると・・。カラーで表示されます・・(^^;;。
VMware2。
 詳しいインストール方法に付いては、VMWare を使って見よう。 でご確認ください。
 4.1-RELEASE にインストールする VMware2 は 4.0-RELEASE とはほんのちょっとだけ変わったみたいです。/etc/fstab に以下の行を追加する必要がある様です。
---
linproc         /compat/linux/proc      linprocfs       rw      0     0
---
 これを設定してマシンをリブートすると、VMware2 をインストール出来たり使えたり楽しめたりします;-)。

 後、/usr/local/liv/vmware 等のパーミッションやライセンスの場所に気を付ければ一般ユーザでも起動出来ます。なのでいちいち root になる必要は有りません。

 また、4.1-RELEASE になってから、ネットワークデバイスに vmnet1 と言うのが使われる様になりました。これによりかはどうかは解りませんが、VMWare を使って見よう。 で書いた通りの ipnat の設定では動作しなくなりました。4.1-RELEASE 以降のバージョンで Guest OS 側で NAT をする場合は以下の様に /etc/ipnat.conf を書いてみましょう。

----------------
map de0 192.168.254.0/24 -> 0/32 portmap tcp/udp auto
map de0 192.168.254.0/24 -> 0/32
----------------
 この場合、de0 は Guest OS 側で利用している NIC になります。4.0-RELEASE の頃は上の行しか書かれていなかったのですが、4.1-RELEASE からは二行書く必要が出てきました。tcpdump で監視してみると上の一行しか無い場合、ping のパケットがリクエストしか流れず戻りのパケットが飛んできていない様でした。

 なので上記の様に書けば多分 OK でしょう;-)。

4.1.1-RELEASE に付いて。
 RSA が Free になった瞬間に新しいバージョンが出ました。4.1.1-RELEASE ですね。気が付いた大きな点は、

1.インストール時、ディストリビューションを選ぶ時に、DES をインストールするか?と、聞かれなくなりました。
2.インストールが完了して、packages をインストールする前の設定の所で、セキュリティレベルをどれくらいにするか?と聞かれる様になりました。レベルによって起動されるデーモンが違うみたいです。/etc/rc.conf 内で、???_enable="YES" が付くのが変わったのでしょう;-)。

 と、まぁ、大きくまとめて、RSA のフリー化があっちゃこっちゃに。と、言う感じでしょうか。ふふふ。

 ちなみに私の場合、インストール後に X が動きませんでした。4.1-RELEASE の XF86Config が使えなかったので、XF86Setup しましたが、キーボード回りでエラーになりました。なので、私の場合、XF86336 は 4.1-RELEASE のモノを使いました。これで無事に動きました。

 sendmail が 8.11.0 になっています;-)。

 後は、まぁ・・。そんな感じでしょうか;-)

USB マウス。
 4.1.1-RELEASE で試しました。簡単に動きます。すごいですねぇぇ。今まで「まだ、USB は早いだろぉぉ。」と思い、手をだして居なかったのですが、なかなかすごいです。では見ていきましょう。

カーネルの設定
 まず初めにカーネルの設定ですが、USB の設定の所は根こそぎ有効にしてしまいました(^^;;。

----------------
# USB support
device          uhci            # UHCI PCI->USB interface
device          ohci            # OHCI PCI->USB interface
device          usb             # USB Bus (required)
device          ugen            # Generic
device          uhid            # "Human Interface Devices"
device          ukbd            # Keyboard
device          ulpt            # Printer
device          umass           # Disks/Mass storage - Requires scbus and da
device          ums             # Mouse
# USB Ethernet, requires mii
device          aue             # ADMtek USB ethernet
device          cue             # CATC USB ethernet
device          kue             # Kawasaki LSI USB ethernet
----------------
 これで、config して、make depend;make;make install すれば OK です。再起動しましょう。

USB デーモンの起動
 /etc/rc.conf に以下の一行を追加します。で、今までもし、PS/2 マウスが動いていたならその分の行を削除します。

----------------
#moused_port="/dev/psm0"
#moused_type="auto"
#moused_flags="-z 4"
#moused_enable="YES"

usbd_enable="YES"        # Run the usbd daemon.
----------------
 これでマシンを再起動すると、あれれ。

   /usr/sbin/moused -p /dev/ums0 -I /var/run/moused.ums0.pid

 こんな感じでデーモンが起動しています。ただし、コンソールではマウスが動かないなみたいですね・・。で、まぁとりあえずは、X を動かしてみよう。と、言う事で、xdm なり gdm にり startx を起動してみましょう。

 あれぇえ? XF86Connfig になぁんも手を加えてないのにサクサクと動いてしまいました。驚きぃぃ。すごいっ!!と、言う事であっけ無く動いてしまいました。

 ちなみに今回動かしたマウスは、 Microsoft のインテリマウスです。PS/2 でも動くし、USB でも動くヤツです。今回は、今まで PS/2 で動かしていたモノを USB につないでみた。と、言う感じです。

X の起動
 X を起動してみました。あまりにもサクサクと動いているので驚きですが、どーもホイール機能が有効になっていないみたいです。あれれ。そんな時はmoused を一回起動し直して上げましょう。

----------------
/usr/sbin/moused -p /dev/ums0 -I /var/run/moused.ums0.pid -z 4
----------------
 例のごとく "-z 4" を付けて上げます。これでホイールする様になりました。ただ、毎回デーモンをたち上げ直すのはちと大変ですね。そんな時は、/etc/usbd.conf と言うファイルの中で Mouse の設定の部分があるので、ここに "-z 4" をつけて上げましょう。

とまぁ、あっと言う間に USB な mouse が動いて簡単でした。ふふふ。簡単でした。

 インストールの所ではこんな感じでしょうか・・。他にもあったらどんどん追加していきます。

つづく。



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