最新更新日 2001.02.28.
更新項目  NotePC でマシンが凍りつく PCMCIA カードが存在します。に対する対応策を記述。

インストールは?
 今回はめずらしく、リリースと同時に CD-ROM イメージも FTP サイトに登場しました。私は、CD-ROM イメージをダウンロードするとともに自分の使う packages もダウンロードしました。なので CD-ROM は二枚になりました。一枚はインストール用。もう一枚は自分の必要な packages が書かれている CD-ROM です;-)。

 デスクトップマシンへのインストール自体は特に問題無く終わりました。ま、いつもと同じでだいじょぶですね。ふぅぅ。

 packages を見ると KDE-2.0 がバンドルされました。後でも書きますが最近、GNOME が爆発的に流行って来たのか要らんモノが多くなり、ただただ重くなって来たのでちと食傷気味です。この辺りでデザイン的に綺麗な KDE に移行しようかと思っています。

 ま、インストールに付いては特に問題なく。と、言った感じでしょうか・・。

NotePC へのインストール。
 ThinkPad535E にインストールしてみました。今まで 4.1-RELEASE が入っていたものを、必要な部分は全部バックアップしてクリアな状態からインストールしました。その結果・・。

 今回は boot.flp,mfsroot.flp からインストールしたのですが、4.1-RELEASE とは違って PCMCIA を認識しました。ぱちぱちぱち。私は、NIC を認識させてから FTP インストールしました。ぱちぱちぱち。サクサクっとインストールできて特に問題も無くインストールが終わりました。

 インストール後は特に問題もなく、PCMCIA が利用出来ています。ただ、NIC の場合は、以前から問題がある通り、/etc/rc 内で、rc.pccard と rc.network の処理間の時間が短すぎて PCMCIA の NIC がプローブする前にネットワークの設定処理が終わってしまいます。sleep 入れて上げる等の手段を取りましょう。

 後、気がついた点としては、FTP インストールは IPv6 Ready にしたにもかかわらず IPv4 でインストールしてました。あれれ・・。サーバ側で tcpdump したら IPv4 のパケットが流れていました・・。しくしく(g_g)。

 後、なんと言っても ISA 系の SCSI カードが復活したのは嬉しいですね。

 一部の NE2000 互換のカードが刺さります。「刺さります」と言うのは、マシンが凍りつく。と、言う事ですね。ed0 ドライバで linksys 系のチップを評価するロジックに多少の問題があり ed0 の特定のカードが動かなくなります。

http://home.jp.FreeBSD.ORG/cgi-bin/showmail/bsd-nomads/15021

 対応するパッチが公開されています。ここからパッチを持っていてお手元の環境で新カーネルを構築してください。

 ちなみに私が刺さった PCMCIA のカードは、

  "IBM Corp." "Ethernet"
  Matsushita Electric Industrial Co.,LTD." "CF-VEL211"

 二つです。上記のパッチを当てたら見事に復活しました。ちなみにこれらのカードは、4.1-RELEASE、4.1.1-RELEASE でも刺さります。

sendmail がちと変わった。
 リリースノート にも書いて有りますが、sendmail が 8.11.1 になりました。

 そんな中で FreeBSD だけの拡張機能として /usr/libexec/mail.local から set-use-id が無くなりました。これで、popclient-3.0b6 が動かなくなりました。popclient-3.0b6 は持ってきたメールをローカルスプールに落とす時、/usr/libexec/mail.local を使って lock するのですが、今回のバージョンからは popclient が動かなくなりました。今後は fetchmail を使う様にしましょう。

それにしても GNOME が・・。
 どーでも良いが、今度のバージョンの GNOME はなんとかならんのか・・。どんどん不要な packages をインストールしてしまう・・。gnomeprint なんてのがインストールされて、LaTex だとか、Gohstscript だとか、普段使わないモノまでインストールれてしまう・・。困ったモノだ・・。

 相変わらず、パネルのシステムモニタ系は動かないし、パネルで音楽 CD は聞けないし、PPP は出来ないし・・。そー言えば、GNOME コントロールセンターから sawfish-client だか、sawfish-capplet だかが起動しなくなりました。個別にコマンドラインから sawfish-client を実行して、sawfish の設定をしましょう。

 と、言う事で GNOME には文句タラタラです。挙げ句には、私の環境でだけかも知れませんが、GNOME を起動すると、CD 以外の音が出ない。と言う事態に陥りました。私は SB AWE64 を使っているのですが、いろいろと調べて見ると esound が /dev/dsp を掴みっぱなしになっていた様でした。けど、messages には device busy とは出てないんです・・。まったく(-"-)。

 GNOME コントロールセンターからサウンドの設定を変更したり、esound のプロセスを kill したりして何とか音が出るようになりました。ふぅぅ。良かったよぉぉ。

 gtop がまともに動かない件ですが、libgtop と言うライブラリが OS のバージョンを意識するのでこれが違ったバージョン上で make されているとまともに動かないです。アプレットの各種システムモニタもこのライブラリを利用しています。

 と、言う事で一番考えられるのは、packages でインストールされた libgtop-1.0.9 がどのバージョンの OS 上で make されたかですね。違うモノが入っていた場合は ports で make し直して上げましょう。

PPxP が動かなくなった?
 うぅぅみゅ。そもそも Linux からの移植なので、真意のほどはさだかでは無いのですが、PPxP が動かなくなりました。まぁ、この辺りは FreeBSD の ネットワークの設定が変わるとその影響を受けなくもないのでしゃーないとは思うのですが・・。

 いまちっと格闘して動くかどうか真意の程を確かめてみたいです。

 と、以前は書いていたのですが、他の方が「ちゃんと動いているよ。」と、言うコメントがあるので時期を置いて試してみたら・・。あぁら不思議、サクサクっと動いてしまいました。不思議だなぁ・・。ふみふみ。

 と、言う事で、一応、PPxP は問題なし。と、言う事です。はい。私自身は、PPP と ipnat の組み合わせで今はすっかり幸せです:-)。

NFS がよみがえりました。
 4.1-RELEASE の NFS は、サーバ側で利用しようとすると、転送がちょん切れたりと結構悲しい事態になっていました。もぅ全然使えない状態だったんですよねぇ・・。

 しかし、4.2-RELEASE では復活しました。サーバ側に利用してもサクサクと動くよいに、当たり前なんですが、今までのバージョンと同じような動きになりました。安心だぁぁ・・。

 インストールの所ではこんな感じでしょうか・・。他にもあったらどんどん追加していきます。

つづく。



Copyright (c) 1997-2004 takachan@running-dog.net All Rights Reserved.