最新更新日 2001.10.20.

インストールは?
 ま、デスクトップのマシンにインストールする分にそんなに問題は無いと思います。普段通りのインストールで OK の様です。どうしてもインストールがうまく行かない様であれば、ブートする時に pcic 辺りのデバイスを外してみてください。私の場合はサクサクっとインストールできました。

 あ、そーそー。一点だけ。このバージョンでは、標準の X は相変わらず 3.3.6 です。しかし、packages には XFree86 4.1.0 が入っています。そちらを使いたい場合には、インストール時には X-devel を選ばずに、X 無しでインストールしてから、後で X を pkg_add する。と、言うのも一つの手です。

 しかし、通常 4.1.0 の XFree86 は /etc/X11 にいろいろなファイルが格納されているのですが、packages の XFree86 4.1.0 の場合は、今まで通り、/usr/X11R6/lib/X11 に格納されてしまうようです。その点は注意しておきましょう。

NotePC へのインストール。
 私の現在のNotePC は例のごとく CASIO の FIVA MPC-206 です;-)。インストールの時には結構はまります;-)。

 FreeBSD-users-jp な ML で 飯島さん が NotePC へのインストールする為のワザのサマリを書いているのでそっちを参考にしてください。

Subject: [FreeBSD-users-jp 64527] [summary] 4.4-RELEASE install notePC with ATA-CD-ROM PCMCIA card

 これを読むと、PCMCIA のドライバ(pcic)を認識する時に問題があるのでカーネルオプションを変更する必要があります。インストールする時にはここに書かれている通り、ok? の所で set すれば、OK。インストール後には PCMCIA を認識しないので、/boot/loader.conf に以下の行を歳かして上げる必要があります。

----------------
hw.pcic.irq="0"
hw.pcic.intr_path="1"
----------------
 これで、NotePC の PCMCIA が無事に動く様になると思います。めでたしめでたし;-)。後の詳しい設定の方は FIVA MPC-206 なページ の方に書くことにしますね;-)。

samba が使えるっ!!
 カーネルレベルで samba プロトコルに対応しました。LINT を見てみると、
----------------
# SMB/CIFS requester 
# NETSMB enables support for SMB protocol, it requires LIBMCHAIN and LIBICONV 
# options. 
# NETSMBCRYPTO enables support for encrypted passwords. 
options         NETSMB                  #SMB/CIFS requester 
options         NETSMBCRYPTO            #encrypted password support for SMB 
----------------
 と、言うのが追加されています。ユーザが利用するコマンドは ports でインストールしよう。と、言う感じになっているようです。ports は /usr/ports/net/smbfs を make すればよいみたいです。
#って・・。をいっ!!僕はまだ試してないです(^^;;。
他に細かい所は?(ifconfig に付いて)
 ifconfig コマンドが新しくなりました。IPv6 の gifconfig がマージされて、NetBSD と似たようなコマンドオプションがあります。これにより、カーネルで gif の数を指定する必要は無くなりました。create と言うオプションが出来たのでこれでデバイスの数を増やすことが出来る様になりました。

 後、無線 LAN カードの機能がマージされました。今までは、wicontrol でいろいろやっていたのですが、これが icfonfig に吸収されました。凄いですよ;-)。これにより表示も一部変わりました。以下は wi0 部分の抜粋です。

----------------
wi0: flags=8843 mtu 1500
        inet6 fe80::202:2dff:fe1b:b34d%wi0 prefixlen 64 scopeid 0x4
        inet 192.168.1.9 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.1.255
        inet6 3ffe:505:2019:1::10 prefixlen 64
        ether 00:02:2d:1b:b3:4d
        media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet autoselect (DS/11Mbps)
        status: associated
        ssid TAKANO-HOME
        stationname "FreeBSD WaveLAN/IEEE node"
        channel 2 authmode NONE powersavemode OFF powersavesleep 100
        wepmode OFF weptxkey 1
----------------
 ね。すごいでしょ;-)。SSID とかの変更も出来る様になりました;-)。
他に細かい所は?(シェアドメモリに付いて)
 4.3-RELEASE までのバージョンだと、GNOME を動かして、samba を動かすと、「シェアドメモリが足りないよ。」なんて言われて起動できませんでした。これを回避する方法としては、sysctl で、kern.ipc.shmmax や kern.ipc.shmall の値を大きくして上げる必要がありました。

 このバージョンからはデフォルトでのシェアドメモリの確保する量がいよいよ増えました。今ままで、/boot/loader.conf や、/etc/sysctl.conf で値を調整していた人はもうその必要が無くなりました。よかったですね;-)。

 にしても、更に沢山使っている人は、相変わらず調整が必要か;-)。

SiS735 な M/B を買ったの。
 FreeBSD-users-jp を見ていたら面白いのがあったのでそれに連動して、速いと評判のマザーボードを結局買ってしまいました;-)。買ったのは、CHAINTECH CT-7SIDO と言う M/B で SiS735 が載っています。これに Athlon1.2GHz のせてブン回すべ。と、言う事にしました;-)。

 買ってきたパーツを組み立てて電源入れたのですが、マシン起動せず。しゃーないのでショップに持ち込んだら無事に動いたので、メモリが悪い。と言う事になったので、DDR SDRAM を交換してもらいました。

 そしたら今度は、起動はするけど、FreeBSD や MS/OS もひっくるめて OS のインストールができないので、またまたショップに持ち込みました。するとまたまた、メモリの有る特定のアドレスでエラーが出ていますね。と、言われたのでまたまたメモリを交換しました。そしたらよおやっと動き出しました。ここまで随分長い道のりでした。

 でもって、服部さん が SiS735 を ATA100 に対応したパッチを書いてくださったのでそれを当てました。SiS のチップは開発が止まっていて、ATA33 までしか対応して居なかったんですね。なので、このパッチを当てる事によって、SiS735 は ATA100 の転送が可能になりました。随分と速いですよ。このマシン;-)。

 CPU は速いし、データの転送速度は速いし、メモリも速い。kterm 上で割とでかい tar 玉を展開したら kterm の画面が付いてきませんでした。リモートで作業している様な感じ;-)。HDD の ATA100 パッチも快調です。皆さんもどうですか;-)。

 ま、初期の段階ではこんな所で。ってリリースしてから既に一ヶ月以上経っているのに初期の段階もクソも無いですね・・(^^;;。気がついた点があったらまた更新します。


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