最新更新日 2002.05.20.
更新項目 ADSL モデムのアップデートその後。(2002/05/20)
更新項目 固定 IPv4 アドレスの事を追加。(2002/05/16)


 最近は BSD magazine やら FreeBSD PRESS などに記事を書いているのでその分、web に新しいネタを書くことが出来ずに居ます。例えば、KDE-2.2.2 にアンチエイリアスの設定を施すとかは記事ネタに書いてしまったのでここには書けません。4.5-RELEASE では nautilus-1.0.6 がなんとか動く様になったのにそのネタも web 上には書けません。書きたいと思っているネタは多いのですが非常に残念です。皆さん、是非 BSD 本を参照してください;-)。

 本文はそのままに、下の方に固定 IPv4 アドレスオプション環境の設定についてを追加しました。apache2 による VirtualHost ネタも掲載しています。

ADSL 8M 開通;-)。
 と、言う事で本題ですが、実は私的な話題ですが引っ越ししました。それにより今まで、CATV 接続だったのが ADSL 8MB の接続になりました。プロバイダは eAccess+BIGLOBE です。

 この組み合わせは、BIGLOBE に 固定 IPv4 オプション(月額プラス 3,500yen)があったので決めました。しかし、後から友人に聞いてみると、フレッツ・ADSL+WAKWAK の組み合わせの方が料金が安いと言う事を知り、ちょっと残念でした。今後、固定 IPv4 アドレスサービスをお探しの方は良く検討してみてください。

 で、今回は eAccess+BIGLOBE で ADSL 接続に付いてのお話ですが、こらまた非常に簡単でした。実は全然 web に書くほどの事はなぁんもありません。それに既に 今野さん が書かれています。私はそれを参照しただけです。詳しくは 今野さん の web ページを参考にしてください;-)。

 eAccess は PPPoE では無く、PPPoA です。PPP などの接続については ADSL モデム君が頑張ってくれるので、サーバとなる FreeBSD では PPP の設定は必要ありません。一応、テキストベースのネットワーク構成図を書いておきます。


    +---------+
----| BIGLOBE |------------------- InterNet
    +----+----+ 
         |
    +----+-----+
    |ADSL Modem| IPv4:固定 IPv4 アドレス
    +----+-----+
         |NIC:IPv4:192.168.10.1
         |
         |
         |fxp0:IPv4:192.168.10.2
    +--+---+--+ 
    | FreeBSD |GateWay:gate.running-dog.net
    +----+----+
         |xl0:IPv4:192.168.1.2
         |
         |
     ----+--------+-----------------------------+--------------
                  |fxp0:IPv4:192.168.1.7        |rl0:IPv4:192.168.1.9
             +----+----+                   +----+----+
             | USERPC1 |                   | USERPC2 |
             +---------+                   +---------+

 ADSL Modem は モデムは住友電工の MegaBit Gear TE4121C と言う機種です。ADSL Modem がダイアルアップするので、グローバル IPv4 アドレスは ADSL Modem に付いてしまいます。そして、ADSL Modem は NAT を標準装備しているので、ADSL Modem の内側は必然的にプライベートアドレスを利用する事になります。

 をいをい・・。サーバを構築できんやんけ。と思うのですが、BIGLOBE には固定 IPv4 アドレスオプションがあるので「きっとなんとかなるやろ。」と思っていたらやっぱりありました;-)。ADSL Modem は 「NAT 上のとあるマシンの IP アドレスに全てのパケットを丸投げする」指定ができるので、それを指定する事にします。

 するとまぁ、上の様なネットワーク構成になってしまうのですが、ADSL Modem と gate.running-dog.net の間には ADSL Modem 管理下の NAT 環境が出来てしまいます。これをかっちょよく、DMZ と呼んでしまいましょう;-)。gate.running-dog.net は DMZ に配置された、FW/web/mail/ftp サーバとなります;-)。

 そして、実際には 192.168.1.0/24 が家庭内 LAN のセグメントになります。こちらは gate.running-dog.net 配下の NAT 環境となり、こんな感じで構成すると、FreeBSD で自宅でサーバを構築する事が可能となります。尚、BIGLOBE の固定 IP アドレスオプション にはなにやら怪しげな「ご利用上の注意」が書かれています。是非ご一読ください。

 さて、全てのパケットを丸投げされた gate.running-dog.net の ifconfig -a の結果は以下になっています。fxp0 側は DMZ 側で、192.168.10.2 に対し、ADSL Modem から全てのパケットを転送される事になります。xl0 側は 192.168.1.2 として、ipnat により、192.168.1.0/24 を NAT し、家庭内 LAN セグメントを構築しています。

----------------
fxp0: flags=8843 mtu 1500
        inet 192.168.10.2 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.10.255
        inet6 fe80::290:27ff:fe89:efa1%fxp0 prefixlen 64 scopeid 0x2 
        ether 00:90:27:89:ef:a1 
        media: Ethernet autoselect (100baseTX )
        status: active
xl0: flags=8843 mtu 1500
        inet 192.168.1.2 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.1.255
        inet6 fe80::260:8ff:feb0:7e58%xl0 prefixlen 64 scopeid 0x1 
        ether 00:60:08:b0:7e:58 
        media: Ethernet autoselect (100baseTX )
        status: active
----------------

 さて、PPP や PPPoE など普通であれば FreeBSD 側で PPP するので、fxp0 にグローバル IPv4 アドレスが付くはずなのに付いていない所が悲しいですね。今、何番の IPv4 アドレスを掴んでいるかは web プラウザ経由で ADSL Modem に対して確認するしか手はなさそうです。しくしく。

 さて、ここまでは IPv4 でのネットワークでしたが、IPv6 のお話をしていきましょう;-)。IPv6 トンネルはプライベートアドレスではトンネルできないと言われていますが、住友電工の MegaBit Gear TE4121C ADSL Modem は上にも書いた通り、「全てのパケットを特定のアドレスに丸投げする」と言う指定ができるのでプライベートアドレスでもトンネル接続が可能となています。

 以下は、route6d を利用した場合の gif0 の状態ですが、これまた怪しい表示ですよねぇぇ(^^;;。

----------------
gif0: flags=8051 mtu 1280
        tunnel inet 192.168.10.2 --> 202.226.???.36
        inet6 fe80::260:8ff:feb0:7e58%gif0 prefixlen 64 scopeid 0x6 
----------------

 こんな感じで表示してくれでもトンネルは掘られます。これは、dtcp を利用した場合でも無事にトンネルを掘ることが可能です。オソルベシ丸投げ;-)。って感じです。

 こんな感じで、自宅は ADSL 接続が OK となりました。NTT の自宅は基地局まで 600m だそうです。8MB を契約したのですが、自宅からの下りは 7.8M、自宅への上りは 0.8M ほどの速度が出ています。随分は速くなりました。嬉しい事です。はい;-)。

固定 IP アドレスが家にやって来た;-)。(2002/05/16 追加)
 オプションの契約によりようやっと自宅に IPv4 の固定アドレスが付きました。多くの人が「ADSL開通までの道のり」に感化された様で開通までの道のりを綴っている様ですが、僕の場合はそー言うのは無し;-)。

 と、言う事で、本当は、僕にも ADSL の開通時に BIGLOBE 側でゴタゴタがあったのだけれど、ま、それはおいといてと、固定 IP アドレスオプション に申し込んで、BILOBE 側で準備が整ったらしく、常時接続していた ADSL モデムがいきなりバシッと切られて再接続しました。そしたら固定 IP アドレスが付いていました。ADSL モデムの設定の変更などは何も無しでした;-)。

 オプションは申し込んでから約四日かかるそうです。そのほぼ四日内のに、上記の様にバシッ切られて再接続したら固定アドレスが付いていた。と、言う事になるみたいです。いやはや。その間もその後も、特に連絡は一切なし。ひたすら待つ事ですね。

 と、言う事で固定 IP アドレスが付いたので apache でも立ち上げるか。と、言う事になったのですが、今回はてこずった・・(^^;;。フツーに apache を立ち上げる分には全然問題無いですが、VirtualHost しようとするとこらまた引っかけ問題です;-)。

 自宅サーバは gate.running-dog.net なので、このサーバに apache(今回はapache-2.0.36 を使用;-) を立てたのですが、VirtualHost の設定を施したドメイン宛にはアクセスできない状態に陥りました。

 結局、以前 eAccess+BIGLOBE で契約していた人に聞いてなんとか動く様になりました。原因は NameVirtualHost ディレクティブの設定において、グローバルな IP アドレスを指定していたのが原因でした。

 ADSL Modem の方がアドレス変換をするので gate.running-dog.net はグローバルでは動いていないですね。でもって上に示した ifconfig -a の結果の通り、DMZ 側の IPv4 アドレスを書かねばならない。と、言う事でした。

----------------
NameVirtualHost  192.168.10.2

<VirtualHost 192.168.10.2>
    DocumentRoot /www/html/gate
    ServerName   gate.running-dog.net
</VirtualHost>

<VirtualHost 192.168.10.2>
    DocumentRoot /www/html/setagaya
    ServerName   setagaya.running-dog.net
</VirtualHost>
----------------

 こんな感じですねぇぇ。くれぐれも、NameVirtualHost にはグローバルなアドレスを指定しない様にしましょう;-)。

 尚、IPv6 の VirtualHost の設定についてですが、dtcp や route6d が gate.running-dog.net で動いていると ADSL Modem 内は IPv4 でカプセル化されているので何の影響も受けません。なのでサクッと VirtualHost が有効になります;-)。

 それにしても、今回は ADSL Modem で随分とはまったなぁぁ・・。PPPoA が可能で unnumbered が動作する ADSL Modem と言うのはどっかに無いかしら・・。もう numbered なモデムはやだよぉぉ・・。

MegaBit Gear TE4121C のファームウェアアップデート。(2002/05/20 追加)
 eAccess から手紙が来ました。「MegaBit Gear TE4121C のファームウェアアップデート」してね。と言うヤツでした。これを見ると速度が上がるよと言うヤツと、もう一個、GapNAT 機能が使えるよと、言うやつでした。

 をーーっ!!。速度が上がるよ、と言うのはまぁおいといて、GapNAT 機能と言うのは凄いらしい;-)。簡単に言うと、

ADSL モデム内の NAT 機能を使った場合、今迄は全てのアドレスがプライベートアドレスだったが、今度は一個だけのアドレスは ADSL モデムに付いたグローバルなアドレスをリースしてあげますよ。

 と、言う機能らしい。ををを。設定としては、一番早く DHCP からアドレスを取得したマシンに、というパターンか、ある特定のマシンの MAC アドレスを登録して、毎回それにリースするパターンの二つが選べるらしい;-)。僕の場合は MAC アドレス指定で IP アドレスを gate.running-dog.net で取得する様に設定しました。GapNAT 機能を利用した場合のネットワーク構成図が少し変わりました;-)。


    +---------+
----| BIGLOBE |------------------- InterNet
    +----+----+ 
         |
    +----+-----+
    |ADSL Modem| IPv4:固定 IPv4 アドレス
    +----+-----+
         |NIC:IPv4:192.168.10.1
         |
         |
         |fxp0:IPv4:61.203.???.248
    +--+---+--+ 
    | FreeBSD |GateWay:gate.running-dog.net
    +----+----+
         |xl0:IPv4:192.168.1.2
         |
         |
     ----+--------+-----------------------------+--------------
                  |fxp0:IPv4:192.168.1.7        |rl0:IPv4:192.168.1.9
             +----+----+                   +----+----+
             | USERPC1 |                   | USERPC2 |
             +---------+                   +---------+

 ADSL モデムではグローバル IPv4 アドレスは DHCP でリースするらしいので gate.running-dog.net は今まで、fxp0 は rc.conf 内で IPv4 アドレスを指定していたのが、DHCP の設定に変更しました。これで、gate.running-dog.net の ifconfig -a の結果も無事にグローバル IPv4 アドレスが付くようになりました。
 今は、ADSL モデムと gate.running-dog.net を直接接続しているので ADSL モデムの DHCP を使ってるのは居ないので特に問題はナシか;-)。NAT 機能も一台だけとなっている。

 これに伴い、apache2 の NameVirtualHost のアドレスもグローバルアドレスに変更。おーー。フツーの設定に戻って一段落;-)。なかなかやるすな。> eAccess。

 と、言う事で自宅にサーバを立てている人で、もしまだファームウェアのバージョンアップをしていない人がいましたら是非お勧め;-)。それにしても unnumberd ともちょっと違うこの仕掛け。ま、独自機能だと思うがなかなかな良い事だ;-)。



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