最新更新日  2003.04.23.
更新項目   アンチエイリアスの辺りを一部手直ししました。

KDE 使おうね。
  「ちょびっツ」を見始めました。僕は決してそっち方面のマニアでは無いのですが、見てみるとなかなか面白いですねぇぇ。今は第二話まで見ました。今後の展開に期待。ふふふ。n○rk さん が Athlon ではもの足りなくて、NotePC を買わないワケがほんのちょっと解った様な気がします;-P。やっぱ、フツーの四角い PC ではモノ足りないんですな。ふむふむ。

アンチエイリアスは美しい。
  さてと、BSD 方面には布教活動の必要性が十分にある KDE ですが、今回で三度目くらいでしょうか。はじまりはじまり。

  5.0-RELEASE の KDE3 は 3.0.5 ですな。gnome2 は 2.2.0 になりました。何が一番大きいかと言うと、gnome-2.2.0 では Xft-2,fontconfig-2 を使う様になりました。アンチエイリアスのフォントは DynaFont も綺麗に使える様になりました。これは大きい。それに引き換え、KDE-3.0.5 はいまだに XFree86 についている libXft を使っているのでアンチエイリアスのフォントは XftConfig ベースなんですな・・。

  僕は、この時点で「久々に KDE は GNOME に負けた様な気がするなぁ。」と実感しました。かなしいぃ〜。なんとかして Xft-2,fontconfig-2 経由のアンチエイリアスのフォントを使いたいなぁ。と思っていたのですが KDE-3.1(と、言うか QT の方ですが)は Xft-2 や fontconfig が使える様になっているのでそっちをインストールしてしまいましょう。

  まぁ、話は簡単で、リリース直後の ports ではなく ports-current を利用(2003/4/23 現在)すると KDE3 は KDE-3.1.1a になっているのでそれをインストールすると嬉しいです。でもって portupgrade -arR(/usr/ports/sysutils/portupgrade) とかコマンドを実行して ports を絶えず最新状態で管理すればもーばっちしだね。と言う事でこの章おしまい;-P。

  と、言うのは冗談ですが、http://www.kde.gr.jp/~akito/xft/patch_xft.html を参照します(4/22 に更新されていて fontconfig-2.2.0 対応になりました;-)。そして、各種パッチを取ってきます。僕の場合は以下のパッチを当てました。これで関連するプログラムを make し直すと DynaFont などはアンチエイリアスフォントとして利用する事が出来る様になります。以下のパッチには XIM 周りの修正も入っています。合せて当ててしまいましょう;-)。

fcpackage.2_1-Xft-loadtarget.patch
fcpackage.2_1-fontconfig-slighthint.patch
fontconfig-2.2.0-fix-cjk-20030422.diff
fontconfig-2.2.0-slighthint.patch
freetype-2.1.1-ttcmap4.patch
freetype-2.1.4-autohint-cjk-20030416.patch
qt-x11-free-3.1.0-qfont-jp-family-subst-20030421.patch
qt-x11-free-3.1.0-qpsprinter-ttc-otf-italic-20030405.patch
qt-x11-free-3.1.1-xim-changeDefaultOverTheSpot-20021223.diff

  バッチは上から順に適用していきましょう。さもないと Xft-2 の mkae が通りません。KDE-3.1.1a と パッチを適用したカクシュプログラムのインストールが終わったなら、続いて fontconfig の設定をします。/usr/X11R6/etc/fonts に local.conf と言うファイルを用意します。自分の使いたいもしくは持っている TrueType フォントを指定してあげます。僕のは以下の様になっています。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<!-- /etc/fonts.conf file to configure system font access -->
<fontconfig>
<!-- Font directorlist configured -->
        <dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType</dir>
        <dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/RICOH</dir>
        <dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/DynaFont</dir>
</fontconfig>

  このファイルの準備ができたら、fc-cache コマンドを実行して、fonts.cache-1 と言うキャッシュファイルを作ってあげます。これしないと、X の起動時に毎回フォントの計算をするのでむちゃくちゃ遅くなります。
# fontconfig-2.1.96 辺りの ports では自動的に fc-cache を実行してくれる様になりました。

  さささ。これであなたもアンチエイリアスな環境を満喫しましょう。と、言いたい所ですが、 konsole では表示できないとか、一部のフォントは半角英数字が等幅フォントになってしまうなど、もちっと問題があります。この辺りは主に QT と、後、fontconfig-2 への対応になりますが今後に期待しましょう。

Flash5 プラグインを使う。
  Mozilla 用のプラグインである Linux 版の Flash5 を konqueror で使ってしまおうと言うネタです。大まかな内容は FreeBSD-users-jp な ML に投げました。しかし一部修正したモノをこっちゃに置きましたと言う事で;-)。

  基本的には /usr/ports/www/flashpluginwrapper の恩恵を konqueror でも受けることができると言う事ですね。ぼく自身が試行錯誤を繰り返している時には nspluginscan の方は比較的早い段階で動作しました。問題は nspluginviewer の方でしたね。ソース見て、後、ps(1) の結果見て、「ぷむふむ。二つのパラメータを受け渡せば良いのね。」と言うのに気がついたのでした。と、言う事で無事に動作しています。

  artsdsp に食わせると音もちゃんと出ます。これもまた凄いです。カンドーもんです。はい。音の出る flash はこの辺りかな

#イメージの中で、「〜artdsp を使用」と言うのは KDE(JKUG かな?) 側の BUG ですな;-P。

  後、プラグイン系で面白いのは /usr/ports/www/mplayer-plugin ですね。 mplayer がインストールされていれば、ブラウザ内で各種動画を見る事が出来ます。Mozilla 用のプラグインですが、konqueror でもちゃんと(かどうかは怪しいが)動作します。こちらも合せて是非御試しください。

kinput2 入力が変。
  例えば konqueror とかに kinput2 で日本語を打ち込む場合などは確かに一旦固まりますね。結構うざい。噂によると KDE のウイインドマネージャである kwin が悪さをしているそうです。

  例えば、コンソールで killall kwin;metacity & とかして W/M を kwin から metacity に変更すると kinput2 がちゃんと動く様になる。と言う事例も出ています。KDE のウィンドマネージャをデェフォルトで変更するには以下の環境変数を設定して上げましょう。

  ちにみに、icewm ではおかしなデスクトップとなってしまう。やっぱ metacity の方が良いかな。gnome2 用の W/M なのですが KDE3 でも使える様で;-)。

export KDEWM=metacity

  kinput2 の設定を変更する事によっても kinput2 の動作を変更できます。 /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Kinput2 と言うファイルの中の一番最後の行、

!*OverTheSpotConversion.UseOverrideShellForMode: True

  から、先頭の "!" マークを削除すると kinput2 での文字入力が滑らかになります。是非お試しあれ。

  とまぁ、KDE3 ネタはこの辺りで許して・・。見た目が、3.0.5 と 3.1.0(含 3.1.1a) では全然違うのでそれはそれで新鮮です。確かに WindowsXP に似ていると言われても仕方有りませんが、WindowsXP はアンチエイリアスなフォント表示ができないでしょ。と、言う事は KDE3(gnome2 もか;-)は既に WindowsXP を超えていると言う事でんな。ふっふっふっ;-P。



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