最新更新日 '99.05.30.
佐田さん の所から linkされる様になったので細かいミスを直しました(^^;。


a.out な Netscape 4.5......
 映画ユーガッタメールを見てきました。アメリカで Meg Ryan は好感度 No.1 な女優らしいです。僕の所にメールが届くと、You have a mail. と tcsh が表示してくれます。それと同時にリアルタイムに届いた時のお知らせは xpbiff が教えてくれます。ふみふみ。

 と、言う事で本題です。いよいよ、 Netscape ネタを書く事ができそうです。OS が ELF 形式、Netscape が a.out 形式なのでプラグインとか動かなくてヒーコラしていましたが、ようやっとここに書ける位にまで動く様になりました。ふみふみ。

 お題目いろいろです。頑張って書きます。なお、Netscape は packages の 4.5 です。えーーっと・・。ちょっと私信;-)。佐田さぁーーん。packages 毎にインストール先変えるのやめませんかぁぁ。僕が一番良いと思うのは、/usr/local/lib/netscape-?.? が一番落ち着いていると思います。
 ちなみに、4.5 は /usr/local/netscape-4.5 になります。バージョン毎にばらばら・・。しくしく。等と、勝手ここに書いてしまいました。佐田さん は ここ、見てくれるかなぁぁ。2.2.6-RELEASE の所にある ns.html には link して頂いているのですがね(^^;;。
#佐田さん はここをちゃんと読んでいてくれていたのですね。うふっ。感謝;-)(1999/04/08)
 ここもついに link されました。感謝感激雨霰。(1999/05/30)

怪文書 Netscape memo。その正体とは?(笑)
 のほほーーん。と過ごしていたある日、浅井さん と言う方から一通のメールが届きました。そこには、「こんなの書いて見ました。良かったら見てください。」そう書かれて添付してあったファイルが netscape.memo でした。
 内容は、3.0-RELEASE で快適に Netscape を動かす為に綺麗にまとめられた文書でした。すかさず、お返事を書いてここに公表する旨の許可を頂きました。ありがとうございます。> 浅井さん

 尚、現在、浅井さん は jp-ports な ML に入られて、佐田さん、太田さん等と一緒に最高の Netscape ports を作るべく日夜活動なさっています。盛大な拍手をどーーぞーーぉーー。ぱちぱちぱち;-)。と、言う事でここに Netscape memo を公開します。許可は頂いています。

    netscape_memo 1999/03/22 Ver 1.2 Update.

 えっと、この netscape_memo.txt に付いてですが、著作権的には 浅井さん に帰属しますが、再配布等おおおいに結構です。BSD スタイルのコピーライト付加。と、言う事にしてください。との事です。

 で、基本的にはどの様な文書かと、言うと、

長浜さん と言う方が FreeBSD-users な ML で発表した、libxpg4.so.2 のバグに対応する為のパッチを公表した分を吸収する。
・それに伴い、kinput2 で落ちにくくなるのと、TEXTAREA タグで正しく日本語が入力できる。
・ELF な OS で a.out 形式の Netscape が動くようにして、更にプラグインもサクサク動く様にする。
・これで「完璧な Netscape 設定法」は完璧だ。と言う事。

等を親切丁寧にまとめたモノです;-)。これを参考に皆さんも頑張ってみてく ださい。

長浜さん が FreeBSD-userd-ML に流した記事です。
    http://www.jp.FreeBSD.ORG/~yuki/FreeBSD/readmail.cgi?source=users-jp&docnum=34446
長浜さん の libansi.so.1.2/libxpg4-ns.so.2.0 の件に関するページです。
    http://www.yasuda.comm.waseda.ac.jp/~nagahama/freebsd.html

 ただ、私もトライしたのですが、kinput2 はバグの吸収されたバージョンを利用する必要があります。packages のモノでは無く、ports の最新版を make する必要があります。

 尚、私は vje の正規ユーザなので vje を使っているのですが、vje での日本語入力時には以下の方法でトライしてみてください。

1. まず、長浜さん のホームページから 改定版 libxpg4-ns.so.2 を持って来る。そして、/usr/lib/aout/libxpg4.so.2.0 に置く。
2. 起動スクリプトを以下の様にしてみる。

----------------
#!/bin/sh
if [ ! -d $HOME/.netscape ]; then
        mkdir -m 700 $HOME/.netscape
        cp /usr/local/netscape-4.5/preferences.js $HOME/.netscape
        chmod 644 $HOME/.netscape/preferences.js
fi
export LANG=ja_JP.EUC
export LC_ALL=${LANG}
export LC_CTYPE=${LANG}
export MOZILLA_HOME=/usr/local/netscape-4.5
export CLASSPATH=.:${MOZILLA_HOME}
export NS_NETHELP_PATH=${MOZILLA_HOME}/${LANG}
export XKEYSYMDB=/usr/X11R6/lib/X11/XKeysymDB
export XAPPLRESDIR=/usr/local/netscape-4.5
export TIMID_DIR=/usr/local/lib/timidity
export XCMSDB=/dev/null
export JA_NETSCAPE_USE_LD_PRELOAD=yes
if [ x$JA_NETSCAPE_USE_LD_PRELOAD != x -a x$JA_NETSCAPE_USE_LD_PRELOAD != xno ]; then
        export LD_PRELOAD=/usr/lib/aout/libxpg4.so.2.0
else
        export PATH_LOCALE=/usr/local/netscape-4.5/locale
fi
exec ${MOZILLA_HOME}/communicator-4.5.bin $*
----------------
 新たに追加したのは、export JA_NETSCAPE_USE_LD_PRELOAD=yes で、そして、memo を見ると、JA_NETSCAPE_USE_LD_PRELOAD が yes の時、libxpg4.so.2.0 がセットされて起動する。と、言う事です。これで起動すると、TEXTAREA で日本語が正しく打て、表示出来る様になります。

※libxpg4.so.2.0 を使用する時の問題点
 さて、ここで libxpg4.so.2.0 を LD_PRELOAD した時の問題点が浮上して来ました。結構重大な問題です。一応この赤字部分を熟読してからトライするか決めてください。

 例えば、Web で CGI を利用して ID のパスワードを変更する時に良く利用する、type="password" な INPUT タグがあるのですが、ここに入力して次の画面が CGI で出力されて、ブラウザのバックボタンで戻ると、type="password" で入力した値が全部見えてしまいます。

 パスワードを入力する様な場合には、libxpg4.so.2.0 を LD_PRELOAD した Netscape を起動しない方が良いでしょう。もしくは席を立つ時等には確実に Netscape を終了する事を徹底する事が必要です。

 さて、ここから下のプラグインに付いてのお話しは、浅井さん の Netscape_memo に基づいてチャレンジした結果です。良かったら参考にしてみてください。

Netscape とプラグイン。
 Netscape が a.out 形式で、そこで動くはずの各種プラグインが ELF だと動かないんです。悲しいですね。最初、これに付いてはずいぶんといろいろ悩みました。自分で make したモノはねこそぎ動かないんですね。
 で、どうしたか?と、言うと、2.2.8-RELEASE が動いている、ThinkPad535E で make したモノを使っています。

 今、僕が動かしているのは Timidity を利用して動く ump と、flash-0.4.1 です。では、その手順を書いて行く事にしますね。

●ump.so で MIDI を聞く場合
 まず初めに何は無くとも Timidity を make します。ports でも結構ですし、ソースからでも結構です。ちなみに私は手もとに、ports の場合、ソースの場合、それぞれ以下を持っています。えっと、もしかしたら Timidity 本体は必要無いかもしれないです。patch と *.cfg があれば十分の様な気がします。

--- ports の場合
TiMidity++-1.3.2.tar.gz        
dgguspat.zip                   timdiffs.tar.Z
guspat-APR-11-1998-a.tar.gz    timidity-tools.1.1.0.tar.gz
guspat-APR-11-1998-b.tar.gz    ump-1.10-p1.gz
guspat-APR-11-1998-c.tar.gz    ump_with_volume.tar.Z
lesstif-0.55-include.tar.gz    unix-sdk-3.0b5.tar.Z
---
--- source の場合
timidity-0.2i+Y18.tar.gz
---
 一応、ports があるみたいなのでちょっとチェックしてみてください。  →  
ftp://ports.jp.freebsd.org/pub/incoming/ports-jp/audio/  1999.03.14 現在

 これを make してまずはインストール。そして、問題の ump ですが、私は 2.2.8-RELEASE 上で make して、umo.so だけを a.out 形式で作成します。その後、/usr/local/netscape-4.5/plugins/ にほーり込みます。そして Netscape を起動すると、

----------------
エラー: Can't find shared library "libXpm.so.4.11"
Plug-In /usr/local/netscape-4.5/plugins/ump.so がロードできません。無視します。
----------------
と、メッセージがでるので、2.2.8-RELEASE の /usr/X11R6/lib から libXpm.so.4.11 を持って来て、/usr/X11R6/lib/aout に入れてあげます。もう一回起動すると動き出します。うひひひひひ(^^)V。一応両方を用意したので良かったら使ってください。

   ump.so-2.2.8.gz
   libXpm.so.4.11-2.2.8.gz

これで再度 Netscape 起動すれば OK です。えっと、テストしてみますか?;-)  →  テストのページ;-)

●flash-0.4.1 で見るフラッシュっ!!
 これ、ちょっと前に FreeBSD-users な ML ではやりました。その時は 2.2.8-RELEASE だったのですが、3.1-RELEASE では私は make が通らなくなりました。

 で、私はどうしたか?と、言うと、3.1-RELEASE で make できなかったので、やはり、2.2.8-RELEASE で make しました(^^;;。もっと簡単に言うと、2.2.8-RELEASE で make してインストールした、/usr/local/lib/flash と言うディレクトリごと tar で固めて 3.1-RELEASE に持って来てしまいました。
 そして、/usr/local/lib/flash/lib/npflash.so を /usr/local/netscape-4.5/plugins/ にコピーして起動したら動いてしまったんですね。ふふふ(^^)V。簡単でした。と、言う事でこれも a.out 版ですが、用意してみましたので良かったら使ってみてください。
 本当は、npflash.so だけで良いのかもしれないのですが、一応、フルセット用意しておきますね。

   flash-0.4.1-fbsd.bin.aout.tgz

 展開方法は以下になります。

----------------
# cd /usr/local/lib
# cp ~/flash-0.4.1-fbsd.bin.aout.tgz ./
# tar xvzfp flash-0.4.1-fbsd.bin.aout.tgz
# cp flash/lib/npflash.so /usr/local/netscape-4.5/plugins/
----------------
 これで再度 Netscape を起動すれば OK です。こっちも早いですねぇぇ。くくく(^^)V。えっと、テストしてみますか?;-)  →  テストのページ;-)

●他には何が動くの?
 後、私がトライしたのは Linux 版 rvplayer5.0 と、Acrobat3 です。これは私のページに載っているので探してください。この二つはサクサクと動いています。「フッ、問題は無い。(ニヤリ)」(c)六分儀って感じです。皆さんも頑張っていろいろ動かしてみてください。ではでは。

 ちょっと書いてみようかな。Acroread と、xpdf-0.80 なのですが、どちらでも好きな方を mime.types で起動してください。日本語が表示出来る。と、言う点では多分 xpdf に軍配が上がるでしょうね。しかしっ!!さすがは adobe っ!! 実は、ペーパークラフト等のイメージ中心のデータを表示する場合は、Acroread の方が描写速度がずっと速いです。驚きの速さっ!!

 例えば、http://www.westjr.co.jp/kou/p_craft/index.html には沢山のペーパークラフトがあるのですが、ここの pdf に書いてある文字はテキスト系データでは無く、イメージ系データとして扱っているので Acroread でも表示出来ます。そして、xpdf に比べて 描写速度がずっと速いのでここを見る時は Acroread が必要になります。好きな方を使い分けてください;-)。

 さて、Acroread お話しはこれ位にして、今度は xpdf-0.80 に付いてですが、これが、X-TT なサーバを使うと格段の素晴らしさになります。その為にソースをちびっと変更します。   xpdf-0.80 を展開して、xpdf/XOutputDev.cc のソースを変更します。フォントに MS ゴシックを使う様にして make しなおせば OK です。X-TT を使うとずいぶんと速く動きます。すごいっ!!

----------------
--- xpdf/XOutputDev.cc~ Sat Nov 28 12:42:16 1998
+++ xpdf/XOutputDev.cc  Fri Jan 29 13:57:00 1999
@@ -147,7 +147,8 @@
 
 #if JAPANESE_SUPPORT
 
-static char *japan12Font = "-*-fixed-medium-r-normal-*-%s-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0";
+//static char *japan12Font = "-*-fixed-medium-r-normal-*-%s-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0";
+static char *japan12Font = "-microsoft-gothic-medium-r-normal--%s-0-0-0-c-0-jisx0208.1983-0";
 
 // CID 0 .. 96
 static Gushort japan12Map[96] = {
----------------
 と、まぁ、pdf 表示に付いて、こんな所で書いてしまいましたが、お許しあれ(^^;;。こんな感じで Netscape カラミでいろいろ動く様になりました。だいぶ 2.2 系の頃の Netscape に近くなりました。いがっだぁぁ;-)。

X-TT で使う Netscape;-)
 続いて X-TT の設定に付いてです。まぁ、好みの別れる所ですので読み飛ばして頂いても結構です(^^;;。Netscape でメニュー等も含めて全てのフォントに対して MS ゴシックを使う方法です。Fixed フォントを使っていると、イタリックとか ボールドの時あんま気持良く無いんですよね。それらを綺麗に出す為の方法です。簡単に言うと、/usr/local/netscape-4.5/ja_JP.EUC/Netscape に書いてあるフォントを全て変更します。
----------------
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-iso8859-1;\
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0;\
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0201.1976-0:
----------------
 こんな感じに書いているのを全て
----------------
-microsoft-gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-iso8859-1;\
-microsoft-gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-jisx0208.1983-0;\
-microsoft-gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-jisx0201.1976-0:
----------------
 こんな感じに変更します。あ、microsoft の font なんですが、こんな感じに /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/fonts.dir を書いて見てください。  →  fonts.dir

 後、4.08 からは URL を入れる所が短くなって使いにくいので、「関連サイト」と書いてある文字を消します;-)。これで 4.04 の時の様に URLを打ち込むとろが広くなりました。「関連サイト」のアイコンはご愛敬。と、言う事で残しておきましょう;-)。

----------------
!!
!! *relatedItems
!!
!*relatedItems.labelString:                             関連サイト
!*relatedItems.tipString:                               関連サイト
!*relatedItems.documentationString:			関連サイト
*relatedItems.labelString:
*relatedItems.tipString:
*relatedItems.documentationString:
*relatedItems.topOffset:                                2
*relatedItems.leftOffset:                               2
*relatedItems.buttonLayout:                             button_label_on_right
----------------
 こんな感じですかね。一応、私の作ったリソースを使いたい方は持って行ってください。  →  Netscape リソース

 これで X-TT 対応のお話しはおしまい。後、コンテンツ本文に付いての設定は、2.2.8-RELEASE の所に書いてあるのでそっちを参考してみてください。

 と、まぁ、ドバドバッてな感じで書いて見ましたが、一時期本当に動かなくてずいぶんとイヤになり、「Netscape の ELF 版が出るまで手出すのやぁめた。」なんで思っていた時期がありましたが、浅井さん および、他の人々の頑張りと、教えにによりなんとか動く様に設定が出来た。なと、感謝しております。

 後、最近、浅井さんの様に「こーゆーの作ったのでホームページに載せておくれ。」と、言うのがちらほらと届く様になりました。このホームページもだいぶ認められて来たんだな。と、一人でニヤニヤしています。皆さんももし、自分で良いモノが出来たけど、ホームページを持っていない。等の理由で公開する手段を持っていない時は是非メールを一通ください;-)。

 ではでは、皆さん。頑張って Netscape を動かしましょう;-)。


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